3Dプリンターとガン
数か月前、3Dプリンターで銃が作れると話題になった。
銃の開発を進める集団『Defense Distributed』が銃の設計図である3Dデータをオンライン上で公開したからだ。
その3Dデータと3Dプリンターがあれば我ら一般人でも簡単に銃を造ることが出来てしまう。今は規制により3Dデータはダウンロード出来なくなっている。だが既に世界中で80万件ほどダウンロードされている。
ご丁寧に作り方の動画もYoutubeにはアップされている。
そんな3Dデータ欲しくない? 私は欲しいと思ったので手に入らないか調べてみた。
P2Pなどのソフトを使えば3Dデータは手に入るだろうが、PCがウイルスだらけになるのと、御用になる可能性もあるので手は出さなかった。
他に手に入れる方法は無いのかgoogle先生に聞いてみた。すると案外簡単に3Dデータを見つけることが出来たのだ。Thingiverse.comのように有名な3D共有サイトでは見つけることは出来なかったが、オープンソースソフト開発サイトなどを探せば比較的容易に見つけることができた。
グリップの3Dデータ
Liberator等で検索すれば沢山の動画がヒットする
さっそくダウンロードしようかと思ったが、以下の事項が頭に浮かんだ。
・『銃の3Dデータはネットからダウンロードしただけでは罪にならないが、製造した時点で3年以上の有期懲役に処せられる』 情報元:弁護士ドットコム 川口直也弁護士。
・誰にもばれずにこっそりと銃を造ったとする。だが肝心の弾薬が手に入らない。
・仮に弾薬が手に入っても、発砲時に暴発する可能性がある。スプリングで釘を雷管に打ち付けるだけのジップガンは銃自体が壊れ易いという特徴があるからだ。 暴発時に、病院で伝えるうまい言い訳を考えておく必要がある。
結局、これが抑止力となりダウンロードするのは止めた。
インターネットと家庭用3Dプリンターの登場により、銃が我々の身近になった。
3Dプリンターで簡単にガンが造れるようになる、そのことが我々のガンにならないか心配だ。
今の日本には、どちらのガンもは必要ない。
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