Quirky(クァーキー)とは?
クァーキーとは?
アイディアを形にする(サプライチェーン・マネジメントや製造など)のを手助けしてくれるサイトがあったら良いと思わないかい?アメリカにはそんなサイトがある。それがQuirky(クァーキー)なのだ。
私はまだ利用したことがないのだが、MAKERS著書クリスアンダーソンが本の中で以下のように紹介している。
ユーザの応募した商品アイディアのうちどれを生産するかをコミュニティの参加によって決めたあとにも、製品開発のプロ集団がものつくりを助け、ややこしい製造の問題を解決してくれるとしたらどうだろう?
それがまさにQuirky(クァーキー)のモデルだ。
Quirky(クァーキー)の仕組み&流れは以下になる
- オンライン上でアイディアを募る。誰でも提案できるがそれには10ドルかかる。いたずらや冷やかしを排除するためだ。
- コミュニティのメンバーは好きなアイディアに投票しコメントを書き込む。
- 一番人気のアイディアは次のデザインの段階に進む。発案者とクァーキーの社員の両方がデザインを提出する。もっとも人気のあるデザインが選ばれる。
- さらに投票によって商品名、キャッチフレーズ、機能、その他のブランディングが決まる。
- クァーキーのエンジニアが選ばれたデザインを製造に適した形に修正し、工場と協力して生産する。
時間制限と競争があり、全体がゲームのような仕掛けになっているところが特徴だ。
別にアイディアが無い人でも参加でき、制作を助けているような、また改良に手を貸しているような気分になれる。
しかも文章系(商品名やキャッチフレーズ)からビジュアル系(デザイン)まで、誰でも得意なことで貢献できる。
数十件ものプロジェクトに参加して数千ドル稼ぐ人もいる。やりはじめるとクセになるらしい。
それは、アイディアを改善する活動であると同時に、自分が投票した商品が形になってヒットする可能性に賭けるギャンブルでもあるからだ。
キックスターターと同じようにクァーキーも予約販売を行い、一定数以上の予約が集まらなければ商品は生産されない。(商品が生産された時だけクレジットカードへの請求が行われる)
これが自分で手を動かしたくない人の為のもの作りだ。製品を現実の形にするまでの全ての段階に参加できて、しかも自分で試作品を作る必要は無い。
試作品は全て高機能の3Dプリンタやその他のデジタル工具一式を備えたクァーキーのオフィスで作られ、たいていは中国にあるパートナー工場で最終製品が製造される。
Quirky(クァーキー)では、今までにない公平でユニークな利益分配システムによって世界中からダイヤの原石のようなアイディアが続々とオンラインにアップされている。
実際にAmazonから購入できる製品も数多くある(Quirkyで検索してみた)
↓
Amazonで購入できるQuirkyの製品
※動画全体は12分41秒ですが、実際の動画時間は6分17秒です。(同じ動画を2回繰り返しています)
その他情報:
トリニティ株式会社が米Quirky(クァーキー)との総代理店契約を締結、2011年6月よりオンラインストアを通じて製品の販売を開始している。 ⇒ http://trinity.jp/
参考URL:Quirky(クァーキー)製品の取り扱いを開始 http://trinity.jp/news/2011/06/2684.html
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