国産3Dプリンター Blade-1で造った造形物 失敗例
突然ですが
『家庭用3Dプリンターの造形物って見たことありますか?』
恐らくネットか何かで見たことがあると思うので大多数はYesと答えるはずです。では次の質問はどうでしょう。
『では、失敗した造形物って見たことありますか?』
う~ん、それはまだないなぁ~ とうなっている顔が想像できちゃいます^^
皆さんがネットやメディア等で見る造形物はかなり出来が良いもの、みんなの目に触れても恥ずかしくないような物ばかりなんですよねwww 今回はそんなのお構いなしで、包み隠さず失敗例を紹介しちゃいます。
3Dプリンターで大量に物を造っていると、その間に失敗するものも出てきます。
どうしてなったのか? どうやったら直ったのかを踏まえ 説明していきます。
【 ビルドエリアMaxサイズで出力してみると・・ 】
蛙の仏様をBlade-1の最大ビルドエリアサイズである10cmで出力して就寝しました。大きなサイズを出力すると時間がかかりますからねぇ。
朝起きて、ちょっとドキドキ気分で見てみると何と! 完成間近で止まっていましたっ!!
Z軸がいっぱいいっぱいの場所になっており、これ以上作れなかったみたいです。
手で取り外そうとしましたが、ノズルを覆うように樹脂が出来ていたので、ノズル部を250度に温め、蛙を移動。
ノズル接続部は樹脂部分が焦げています。3Dプリンターにとっても良くないですし、火事の危険性もあるので注意しましょうね。
実はこれは僕が悪いんです。
テスト的にわざとMaxサイズに近いサイズを試してみようとしていたので。
一応、10cm以下のものを出力したのですが、この結果。蛙様は8cmぐらいの大きさで止まっちゃいました。
あまりギリギリサイズで出力するといけないということでしょうね。以後慎みます (^^;
【 サポートを外すときは注意が必要 】
誰しも必ずやることを一点。造形物の内部を20%にして出力すると樹脂の節約になるし、早く造形出来ます。私は20%をよく使うのですが、その際はサポート除去特は特に注意が必要です。
オオカミ男っぽいキャラを作ります。サポートも沢山ついています。
こんな感じでサポートを外していきます。結構慎重にやっています。
結構丁寧にやったのですが、中がスカスカかつ物が小さかったのでこの結果です。
。。。orz
無事だった場所もよく見ると色々なところが割れています。
積層しているので、この角度は弱いのでしょうね。鼻、耳、しっぽ、羽など尖った部分がある場合は、100%で造形する&大きく作るのが良いでしょう。皆さんも気を付けてくださいね。いくら器用な人でも小さい&細かいもののサポートを外す際は失敗しちゃいますよ~。
【 蛙の仏様 出力たんまりすぎてダマだらけ 】
なぜだか分かりませんでしたが、途中よりダマ(バリ?)が出来てとんでもないことに。
ホットプロシードさんにこの写真メールを添付して問合せをしたら、至急連絡をしてくれとの事。
連絡したら、快く対応していただきました。(国産なので対応も日本語ですよ)
出力しているABS樹脂の量を調整してみたらどうだろうか? との事。
KissSlicerのとある設定を変更して、造形パーセンテージを100%から20%にしたらうまく行きました。
失敗したときにどうすれば良いか分からない。
そんな時にメーカーのサポートがきちんとしていたら心強いです(^^
【 蛙の仏様 中サイズ 成功例♪ 】
失敗例ばかりじゃあまりなので、いちおう成功例も載せておきますね。
中はこのように空洞(20%の樹脂使用)で造っています。
その分早く造形できるのですが、先の失敗例でわかるとおり強度は落ちてしまいます。
形を見るだけだったら20%を使用するのがエコで早いのでお勧めです。
完成品
大きさはジッポライタぐらいです。
近くで見ると積層されているのが分かりますね。
念のためお伝えしますが、通常時は問題なく造形できていますよ。ここでは、その中でもまれに発生した失敗事例を載せています。
国産3Dプリンター Blade-1は、音も静かですし、とても優秀ですよ♪
Blade-1が我が家に来て、寝不足の日が続いています。だって造形するのが楽しすぎるんですものぉwww
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