日本産パーソナル3Dプリンター SCOOVO C170
パソコン周辺機器メーカーのアビー(横浜市神奈川区、坂口信貴社長)が3Dプリンターに特化した会社を作った。3Dプリンタ、三次元工作機の企画、開発、販売を行う(株)オープンキューブだ。
そのオープンキューブ社が、初めて発売するパーソナル3DプリンターがSCOOVO C170。
2013年7月29日に発売される。
【 SCOOVO C170 】
パソコン周辺機器で培った部品調達、生産ノウハウで原価を抑え低価格で提供することが出来た。気になる値段は18万9千円。
年間2000台を超える国内生産・販売体制を整えているとの事なので準備も万端だ。
欲しくなったらオンラインショッピングで購入。国内からの発送だからすぐに手元に届く。
注文したら、製品品薄のため3ヵ月待ちになるとか、海外からの発送で船便で運ばれるので3週間待たされる等の悩みはなくなる。嬉しい限りだ。
【 造形物 】
0.1mmの積層ピッチで造形できるので美しいものが出来上がる。
素材は自然にやさしいPLA樹脂を使用する。
以下の造形物はオープンキューブ社のFaceBookファンページで公開されていたもの。
0.08mmで造形することも成功している。このクラスの3Dプリンターでこの積層ピッチを成功させたのは初じゃないだろうか。
【 動 画 】
日本製パーソナル3Dプリンタ「SCOOVO(スクーボ)」のプロモーションビデオ
【 スペック 】
使用フィラメント | PLA樹脂 |
ビルドエリア | 150mm(W) x 150mm(D) x 175mm(H) |
積層ピッチ | 0.1mm ~ |
サイズ | 376(W) x 333(D) x 404mm(H) |
重量 | 15Kg |
3Dデータのファイル形式 | 不明 |
【 特 徴 】
3次元造形に必要な3軸レールには、硬質アルミニウムを採用したスマートスライドレールを採用している。
また、RepRap3Dプリンターなどで広く使われているヒーテッドベッド(加熱式造形ベッド)ではなく、安全性に優れた低消費電力な非加熱式ベッドを採用しているとのこと。PLA樹脂を使用しているから出来る裏ワザだ。
また以下のものがオンラインショップ(7月25日オープン予定)より購入可能。
本体の前面および左右に装着できるアクリルパネルが10,500円
純正PLAフィラメントが1kg/ロールで4,200円(本体には1kg/ロール同梱)
【 管理人より 】
海外製のものだと故障した場合、米国などにいったん戻す必要があるが、国産だと国内ですべて解決する。
SCOOVOやBlade-1のような国産3Dプリンタが日本中・世界中に広まることを望んでいる。
(もちろんMAKERS憧れの品、Replicator2シリーズも応援はしているが)
販売状況をみて、造形サイズの大きい上級機種や10万円以下の機種の開発も検討する。
そしてやがて世界にMADE IN JAPAN製品としてどんどん輸出して欲しい。
オープンキューブのような会社を応援したいと思った方。現在、人材を募集しているので興味があるかたはご確認を。日本から海外にシェアを広げてください。
↓
【 その他 】
私も3Dプリンターかなり気になっていますが、もう少し落ち着くまで様子見中です。
あとは、もう少しユーザーが増えて日本版Thinkgiverseのようなサイト、また分かりやすい著作権関係のガイドラインも出来ればいいですね。
はい、もう少し落ち着くまで様子見は賢い選択だと思います。
海外製の3Dプリンタがヤマダ電機で購入できるようになり、他のヨドバシ、ビッグカメラ、エディオンなども色々な機種を置いていくかもしれませんね。
その一つにSCOOVOだったり、Blade-1などの国産が並んだら嬉しいです。家電量販店に広く普及され、ダウンサイジングが起こり、価格も下がれば、購入しやすくなるでしょうね。
それまでは3Dソフトの勉強だったり、Webサービスの3D出力で我慢するのも手です。
日本版Thinkgiverseのようなサイト。私も作ろうかと考えてましたが、ちょっと他のやりたいことが出来たのであきらめました。
世界を代表する、日本版3Dデータダウンロードサイト いつか必ず出来るはずですよ(^^
こんにちは
ヤマダでCubeが販売されるのを見た家内が、そのうち使いこなせない人たちがヤフオクにこぞって出品するだろう~ とのたまわってました。
私が散々苦労しているの見てるからなぁ…
データ公開サイトはぼつぼつできてきているようですね
http://sharedmesh.com/
http://www.3d-caddata.com/
ばーちゃわーるど様>
なるほど、ばーちゃわーるどさんが苦労して3Dプリンタを使いこなしている。それを横で見ていた奥様が言うのでしたら間違いないかもです(笑)
数年後には、今以上にユーザフレンドリーになっているでしょうね。でも自分で調整してだんだん出来るようになる喜びも捨てがたいものですがね。